宇宙ビジネスに挑戦するベンチャー企業がビジネスモデル発表｜NHK 茨城県のニュース - nhk.or.jp

宇宙ビジネスに挑戦する茨城県内外のベンチャー企業がビジネスモデルを発表するコンテストが２日夜、オンラインで開かれました。

コンテストは、茨城県が宇宙ビジネスに挑戦するベンチャー企業などを支援しようと昨年度から開いているものです。
県内外から６つの企業が参加し、ＪＡＸＡ＝宇宙航空研究開発機構のほか、宇宙関連事業を手がけるＡＮＡホールディングスやパナソニックといった企業の担当者が審査委員を務めました。
この中で茨城大学発のベンチャー企業は、宇宙旅行をする民間人などの健康を守るため、放射線によるＤＮＡの損傷の状況を宇宙空間でも迅速に測定できるようにするなどと発表し、審査委員からは「検査結果はどの程度で出るのか」などと質問が寄せられていました。
北海道でロケットの打ち上げなどを行う施設を運営している企業は、人工衛星の打ち上げ需要が年々高まる中で日本はロケットや打ち上げ施設が不足しているとして、ＪＡＸＡなどが立地する茨城県と連携しながら北海道に拠点となる施設を作りたいと発表し、グランプリに選ばれました。
大出大輔最高執行責任者は「ＪＡＸＡや宇宙関連企業が集積する茨城県で研究・開発された機体の実証実験を北海道で行うなど連携を深め、長期的な関係の礎を築いていきたい」と話していました。
グランプリに選ばれた企業は、来月からの新年度の茨城県の宇宙支援事業で優遇措置を受けられる予定だということです。

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