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ビジネスパートナーと摩擦を生まないための10の質問 50~80%の ... - DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

ビジネスパートナーと摩擦を生まないための10の質問

Westend61/Getty Images

サマリー:ビジネスパートナーシップの継続は、結婚以上に困難であり、初期段階で破綻する確率が高い。実際、パートナーシップの50~80%は最初の数年で破綻する。しかし、成功するパートナーシップには共通点がある。本稿では... もっと見る、将来、両者の摩擦を避けるため、ビジネスパートナーシップを結ぶ前に自分たちに問うべき10の問いを提示する。 閉じる

ビジネスパートナーシップを成功させるための問い

 ビジネスパートナーシップ、特に個人レベルでの協力関係を結婚に例える人は多い。しかし、両者はまったく同じではない。ビジネスパートナーシップを続けるほうがずっと困難だ。実際、パートナーシップの50~80%は最初の数年で破綻する。

 結婚と似ているのは、ビジネスパートナーシップの成功に付随するものが多くあることだ。個人的に大切な人間関係、仕事上の人間関係、さらには経済的な成功が一まとめになっている。そしておそらくビジネスパートナー同士は、配偶者になる可能性のある人よりも長い時間をともに過ごす。ビジネスパートナーシップの数が増えるにつれ、失敗したパートナーシップの問題はより深刻になる。2020年のパートナーシップ事業者の確定申告件数は400万件で(パートナー数は2800万)、前年比で12%増加した。

 人々(多くの場合、友人同士)は、潜在的な問題を冷静に見ることなく、ビジネスパートナーシップに飛びつき、興奮に飲み込まれる。ゆくゆくは摩擦が生じる危険性が高く、多くの痛みも伴うだろう。だからこそ、以下のストレートな質問をなるべく早い段階でみずからに問うことが非常に重要になってくる。潜在的な問題を軽減または予防し、不必要な悲しみを避けられるはずだ。

1. ともに同じものを望んでいるか

 お金はたいてい共通の動機だが、どのくらいの金額をどのくらい強く求めているのか、またほかの動機(ワークライフバランスなど)との兼ね合いがどのくらい必要なのかは、議論すべき重要事項だ。

 多くの場合、パートナー間の経済的な感覚には大きなずれがある。筆者らが知るスタートアップに挑戦した2人のパートナーの場合、1人はすでに経済的な成功を収めており、その人にとってこのスタートアップはちょっとした気晴らしだった。もう1人には経済的な安定はなく、そのベンチャーを金銭的に成功させる必要があった。最初から緊張関係が続き、最終的に2人は関係を解消した。

2. どれだけ一生懸命働くか

 上記と関連して、2人がいつ、どれだけ働くかには、どうしても違いが生じる。パートナーシップの可能性を探って興奮している中で、「週に何時間働くのか。夜間や週末のメールはどうするか。休暇中も仕事をするのか」と尋ねるのは、水を差すことのように思うかもしれない。具体的な期待や合意を形成するには、一般論で済ませないことが重要だ。平等と公平は異なる。仕事の習慣の違いは、報酬など別の方法で対処することができる。

3. 貢献をどう評価するか

 あるアパレル会社では、パートナーの1人がデザインを、もう1人がビジネスを担当している。会社は成功しているが、2人は対立したり、相手に過小評価されていると感じたりすることがある。「私のデザインがなければ、私たちは何もできない」と1人が言えば、「私が服をつくって売らなければ、あなたの素晴らしいデザインも価値がない」ともう1人が言う。自分の貢献をより高く評価するのは自然な傾向だ。すべての貢献が重要であり、パートナーの地位に値するものであることを双方が認識しなければならない。

4. 厳しい決断をどう下すか

 パートナーシップにおける困難な決断は、後からやってくる。その前に、どのようにしてそうした決断を下すかを考えておく必要がある。パートナーはしばしば意思決定を分担する。マーケティングの領域ならあなたが決め、人事については私が決める、というようにだ。それでもかまわないが、パートナーの意見が強く対立するような、困難で大きなリスクを伴う決定はどうするのか、考えておくことが重要だ。

5. 対立にどう対処するか

 活発な議論がまったく苦にならない人もいれば、恐ろしいとか不快だと感じる人もいる。深刻な対立が最初に起きる前に、互いの対立の対処法を確認しておくとよい。

 この点で大きな隔たりのある2人のコンサルティングパートナーがいた。1人は不健全な争いの多い家庭で育ち、子どもの頃の彼女はそれを怖れていた。彼女にとって対立は、冷静かつコントロールされ、敬意を伴うものである必要があった。彼女のパートナーは、激しい口論のない対立は本物ではないと思っていた。2人は、明確な境界線のある妥協点を見つけることができた。ただし、問題を早期に表面化させることと、恨みを抱かないようにすることに関しては、妥協してはいけない。

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