スタートアップ、イノベーション企業4社によるパネルディスカッションでは、各社の代表が事業内容を紹介し、日本市場に対する関心を述べた。概要は次のとおり。
- Pulsar AIは、ジョージアのスタートアップの先駆的企業で、自動車業界向けの会話型の人工知能(AI)プラットフォームを開発し、2021年5月に米国企業に買収された。日本の複雑なランゲージモデルに関心があり、日本企業との連携の可能性を期待している。
- Biochimpharm
は、大手バイオ医薬品会社で、バクテリオファージ(注2)を活用した新規抗生物質の研究と生産を行っている。日本で自社に合った戦略的パートナーを探している。
- Neuropilot
は、アスリートの不安管理とパフォーマンス向上のための仮想現実(VR)プログラムを開発している。スポーツ産業が発達している日本で、チーム向けソリューションを提供したいと考えている。
- BiteriumAI
は、健康状態をモニタリングして心疾患を予防するデジタルサービスを提供している。性能の高い日本製デバイスに同サービスを導入したい考えだ。
(注1)スタートアップを生み育てるエコシステム創出を目的に、日本政府が2022年11月28日に決定。a.人材・ネットワークの構築、b.資金供給の強化と出口戦略の多様化、c.オープンイノベーションの推進を3本柱とする。
(注2)細菌(バクテリア)に感染するウイルス。多くが細菌を殺す性質を持ち、抗生物質が出てくるまでは、これを活用した細菌感染症治療法の研究が盛んだった。近年、抗生物質が効かない耐性菌の出現が問題となり、細菌の天敵のバクテリオファージの活用が再び注目を集めている。
(小林圭子)
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